姫路の楽しいスポット/鶉野飛行場跡

鶉野飛行場跡

さて、最近はとんと話題を聞かなくなった「姫路空港」(播磨空港)
総論としては「そりゃ空港がありゃ便利に決まってるけど、そのゼニはどないするんよ?」ってところだと思う。
オイラ的には、「県」や「市」の予算ではいつまでたってもとても作れないし、かといって国が設置することもないだろうから「航空自衛隊」や「在日米軍」の基地として国防予算で作って、代償として民間利用もさせてもらえばいいとおもうのだが、どうだろうか?(千歳空港とかそうだよね)*1

さて、一般の人はあんまり知らないかもしれないが、じつは播磨の地にかつて飛行場があったのだ。
旧帝国海軍の姫路海軍航空隊の基地が、今でいう加西市鶉野にあって、今でもその跡地の滑走路とかは実はそのままんま残っているのだ。
くわしいことは以下のWikipediaの説明に書いてある。

WikiPediaの説明

さっそく見に行ってみようではないか。

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2014年末に滑走路脇に資料館ができました!

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中には貴重な資料などがたくさんあります。

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不定期開館のようですが。

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物販でパンフレットやペーパークラフトなども置いてありました。

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最初よくわからなかったのだが、工場の資材置き場みたいなところにこんな看板を発見!
だれや!看板に落書きしとるんは!!

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おお、これだ、これだ。
戦争が終わるくらいまでここに基地があったらしいぞ!

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慰霊碑を発見!ライジングサンが掲揚されています。誰かが管理しているんでしょうね。

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しばし英霊に黙祷を。
飛行場の来歴が書いてあります。

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俗にいう「コンダラ」こと「九七式人力滑走路整地装置」が置いてあります(うそ)
横にあるのは基地にかつて使われていた地下送水管だそうです。
基地から遠く離れた山の中に大規模な水源地があったそうです。
いまでも巨大なコンクリート製タンクが道なき山奥に残されているらしい。

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滑走路。長さ1200メートル、幅60メートルあるらしい。
普通の旅客機はムリですね。

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滑走路を戦争を伝える施設か何かとしてこの形のまま使えたらいいのになぁ。もったいない。
今は一応、自衛隊の演習地、ということになってるらしいです。

滑走路は立ち入り禁止なんで、横の側道をゼロ戦気分でPMXで滑走してみました(笑)

ついでに近所を探検してみます。

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いまに残る掩体壕!!これは小型なんで飛行機用じゃなさそうですね。
それとも退避壕だったのか?

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燃料か何かの地下タンク?今は民家の庭先です。

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地下戦闘指揮所!!完璧に残ってます。

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2011年夏、ついに!!内部が清掃されて一般公開されるようになりました!!

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中には照明などが整備され、当時の貴重な資料も多く展示され、非常に貴重な展示となっています。
あくまで個人の方の住宅の施設で、見学については事前に連絡が欲しいということでした。
見学可能な時間帯などは不明でしたが・・・詳しくはこちらの記事を参考に問い合わせてみてください。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004362437.shtml

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海軍航空隊基地のエプロン跡。飛行機を並べて出撃準備をしたり特攻隊の人たちが整列して最後の指令を聞いたりしたところです。
さきほどの地下指揮所の向かい側。今は神戸大学のキャンパスが平和に広がっています。

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25mm連装対空機関銃座の跡。鉄扉は地下の弾薬庫への入り口だそうです。

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弾薬庫。爆弾や魚雷を仕舞うところです。爆撃の直撃にも耐えられるように非常に分厚いコンクリートで作られていて周りには土塁が築かれています。
まさに戦争遺跡そのもとといった感じです。

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地下医務室への入り口だそうです。
立派な入り口ですが神戸大学の敷地内なので近寄れないのが残念です。
反対側にも入り口が。こちらは崩落しています。

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防空壕がたくさん現存しています。きっと埋めるのが大変なんでしょうね・・・

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防空壕の一つに入ってみましょう。
念のために、行政が「立ち入り禁止」ってわざわざ書いてある奴は落盤の危険や炭酸ガスの充満、中に唐突に深い水がたまってるとか危険きわまりないらしいので絶対入らないほうがいいです。
特に土に素堀りでコンクリートで固めてない奴とか、あと地下式の奴も・・・
大丈夫そうな奴はこんな感じにあからさまに放置されてます。
あと私有地内の奴も入らないほうがいいです。危険はともかく他人の庭みたいなもんですから・・・
私は加西市の主催するイベントで戦跡保存団体の方といっしょに許可をもらって入りました。
勝手に変な洞窟にはいって酸欠で死んで水没して蝋燭になってもオイラのせいじゃないよ!(w

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中は爆風をよけるために、こんなふうに複雑に折れ曲がっています。ちょうど「凸」の字のように。
ちなみにもちろんのことですが虫とか一杯いますし真っ暗です。

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反対側の出口。

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これは武器庫だそうです。
壁に黄色いチョークで囲まれた内側に、非常に消えかかった文字で「火氣厳禁」と書かれているのがわかるでしょうか?
当時のものだそうです。

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神戸大学敷地内にも破壊された25ミリ機関銃座が見えます。
終戦間際には米軍機の攻撃が盛んでこの銃座も反撃、戦死者も出たそうです。黙祷。

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半地下式の暗号通信班基地だそうです。
自家発電装置なども備えた重要設備だったそうです。

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こちらは基地の発電所。
かなり大きなコンクリートのドームです。

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これも防空壕。内部は全長20メートルはあろうかという巨大な空洞。
何につかっていた施設なんだろう?
工場にしては入り口が狭い。
基地関係の施設にしては長細すぎる。
防空壕にしては立派すぎる。

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ためいけに水没した掩体壕
これもかなり強固な施設のようですね。

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滑走路の南西の山の中に2015年になって25ミリ機銃座が発見されました!
しかもすばらしく状態がいい!地下弾薬庫も完全に残っています!

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素晴らしい発見です!

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滑走路から北にすこしいったところにある大願寺というお寺に、海軍関係の遺品などが保管されています。
加西市の保存会の方を介してお願いして見せていただきました。
ご住職様の篤志で保管されているそうです。
なぜこういうものを公的な施設できちんと保管し、平和のための教育に役に立てないのでしょうか?
捨てて、かくして何になるのでしょうか?戦争の悲惨さは100の文章より1つの実例が語るのではないでしょうか?

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滑走路脇にある「たこの散歩」というお好み焼き屋さんに行けばいろいろ資料が見れます。
ついでに腹ごしらえ。

・・・にしても、旧日本軍の飛行場が、それも利用もされてないのに、ほとんど昔のまま残ってるってすごいですよね。
戦後60年もたってるのに。
これ、絶対復元して永久保存すべきですよ!
たぶん、なんかの偶然でのこっちゃったんだろうけど、このままなしくずしになくなるってのは歴史への冒涜だと思いますよ。
これこそ国家予算で保存すべきです。1日1往復しか飛行機が飛ばないような飛行場を一から作るよりよっぽど値打ちのあることだと思いますけどね。

あ、そういえば今年(2008)公開の映画「火垂るの墓」のロケに使われたらしいっすよ、ココ!

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この道で出征兵士たちと主人公の兄弟がすれ違うシーンが撮影されて、松田聖子さんもきたそうです。

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2009/3/20にイベントがあったので行って来ました。
模型や紫電改の実物パーツの展示などしていました。

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ちなみに年に1回、お盆の時期に、加西市役所のロビーで関連資料の展示をしています。
毎年あるかはわかりませんが・・・
終戦記念日、展示を見てからお線香かお花の1本でももって慰霊碑にお参りさせてもらうというのもいいんじゃないでしょうか?
英霊を忘れない、これは大切なことだとおもいます。

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ちなみに、鶉野飛行場にあった格納庫ですが、今でも姫路市内に移築されて残っています。
野里の大日交差点のベルコの北隣です。
今は工場の倉庫になってるみたいです。

http://club.kobe-np.co.jp/mint/article/odekake/ishizue20061012.html

↑神戸新聞の記事に載ってました。

















2009-03-23 (月) 16:10:39

つじぼさん
誠に遺憾ながら行政は更地にして住宅地かショッピングモールにする気満々らしいんじゃ!
英霊は地下で泣いとるんじゃ!
たけちよ

2009-03-23 (月) 21:34:10


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*1 念のために言っておくが冗談なのでまにうけないでほしい。変な引用をしてる人がいるようなので・・・・。まして鶉野飛行場は周りの状況から考えて民間での利用さえもはや不可能、戦時中だからムリを承知で作れたような基地だ。

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Last-modified: 2021-08-20 (金) 18:01:11