鉄塔百景/お立ち台
北平野の自衛隊の前をすこし西にいくと山があります。(八代山というらしい)
その山の中に、世にも奇天烈な鉄塔があります。
あまりにも奇天烈すぎて街にすっかり溶け込んでいます。
フルタニアン宮殿さんの掲示板で情報をいただきました。地元なんでさっそく見に行ってみました。
コンクリートの巨大なお立ち台の上にのった鉄塔。
おまけに下には道路、周りは住宅街
なにげに見過ごす街の風景ですが、実はかなり珍しい代物では??
近寄ってみます。
写真ではわかりにくいですが、コンクリートの枠はかなり巨大で、小さい二階建ての一軒家くらい入るかも?というサイズです。
下は車が充分すれ違える道路です。
この手の鉄塔下の道路というのは、車が通れても河川敷や林道で、ほとんど無視された道路だったりするんですが、ここは姫路の中でもけっこう古くからある住宅街で周りには民家も多く、この下も車がバンバン通ります。
(じつは写真を撮ってる最中にもバンバンとおってとても不審な目で見られました(笑))
おそらくは、どうしてもここに建てるしか他に方法がなくて、こういう構造になっちゃったんでしょうね。
関連法規に触れないか心配です。
コンクリートの枠を見上げてみました。かなりの圧迫感です。
高さ制限5.9メートル。幅も同じくらいあります。
プレハブ住宅を積んだトラックでも自衛隊の戦車でも通れそうです(笑)
お立ち台鉄塔といえばお約束の下からのショットです。
フルタニアン氏は「結界」と名づけておられましたが、私はくもの巣を連想しました。
なんにせよシュールな光景です。
この鉄塔君の名前は総社線3号だそうな。昭和47年生まれ。