さて、オイラのPMXであるが、モトクエCDIをつけていざ最高速にチャレンジ!と突撃しにいったのです。
場所は家の近所の、、、えっと、、、お金もちの友達の面倒終太郎さんの家の庭にある私設レーシングコースです(w
さて、こういうときは神谷明が声をあてていた松本零士原作の「戦場ロマンシリーズ」のサウンドドラマLP「衝撃降下90度」よろしくヘルメットの中でぶつぶつと「降下角度40度、速度、800」とかいいながらやるととても雰囲気が出てよろしい(馬鹿)
なんせまぁプーリーがマロッシなんだがWRがノーマルエンジン用の重いヤツなんでなかなか加速しない。
それでも90キロくらいまで出すとエンジン回転も9000rpmかそこらになって、さて、くるか?くるか??みたいな感じになってくるんである。
すると、そこで、なぜか面倒コンツェルン専用コースにもかかわらず前に砂利つんだダンプがとろとろ走ってやがる。
うーん、仕方ない、出直すか、とアクセルを緩める。緩める・・と。
「パコ」とかいってエンジンとまってしまいました(泣)
そのままリアがロックするわけではなくするするーと路肩によって、再度エンジン始動をこころみるとあっさりかかります。
しかし、なんかビミョーに調子が悪い。
パワーがなんかないしヘンな音がする。
うーーん??なんかマズいことが起こったか?
さて、どうしよう?
直さないといけないんだが、エンジンおろしちゃうと当然しばらくは乗れない。
通勤に使っているので、これは非常に痛い。
そういえば、ウチには予備エンジン(というか新車で買って最初についてたエンジン)がある。
これも似たような症状で一回エンコしてから調子が微妙に悪くなったので、イヤになって積み替えたんだよなぁ・・・
現状、とりあえず走らないわけでもないので、そのまま乗っておいて、その間にこの予備エンジンを気合いれて直すかぁ・・・
というわけで、1号エンジン更正プロジェクトは始動するのであった。
場所はいつもながらジャマばっかりして申し訳ないが姫路で廃車引き取り、パーツ解体といえばココ、白井しゃちょーのところに突撃である。
見積もりは無料、親切丁寧、各種サービスなんである。
腰上は一回あけて点検しているが、とくにおかしげなところはなかった。
したがってマズ疑ったのは、クランクシールからの圧縮もれ。
駆動側はみたんだけどこれといって油とか漏れてるような気はしない。
ジェネレータ側かなぁ?
とりあえずフライホイールプーラを買ってきた。
とりあえず駆動系のパーツだのインマニ+キャブだのオイルポンプだのエンジンハンガーだの、いらないパーツを全部はずす。別に難しいことはない。ただメンドクサイだけ。
インマニとか外す前にシンナーとブレーキクリーナーでケースを掃除しておくとごみがおちずにいいと思う。
センタースタンドも外して(このままとっちゃおうかな・・?重いだけだろうし)、フライホイールを露出させる。
傷がつかないように枕木の上におく。
フライホイールプーラーでフライホイールを外す。
ちなみにパルサーのセンサーなんだが、進角するために動かせないかなーって見てみたが長穴加工しても、せいぜいが2度かそこらしか動かせそうにない。
片方のステーぶったぎっちゃえばもっと動くんだろうけど振動でずれてフライホイールにぶちあたったら目もあてられへんやろうしなぁ・・・
みんなどうしてるんだろう??
ローターとか外してみたんだけど、とくにオイル吹いたりしてるという感じでもない。
うーん、こうなればクランクケースを分解してみよう。
ということで、やったことないオイラは白井シャチョーのハンドパワーにおまかせして割ってもらう(w
車用?のリムーバーでクランクを押して分解。
自分でやるならまっとうな道具買わないと無理だなぁ。でもPMXに使えるやつってナニなんだろう?ヤマハ純正?
で、分解してみたんですが。うーん。なんか傷とかけっこういってるなぁ・・・(赤丸のとことか)
というか、アルミのカス?みたいなもんがクランクケースの中におるんですが・・・
うーーん??なんだろうね?コレ・・・
で、ベアリングなんですが指でまわしてみてもあからさまに「ガタガタ」ですわ。
さすが神秘の台湾ベアリング。このエンジン5000キロくらいしか走ってないはずなんだが・・・(w
まぁアレだ。ベアリングというものは規格品らしいから、気持ちよく国産に交換だな。
Gアクとかに乗っている人もみんなそうしてるみたいだし。うん。
クランク。どうせここまで分解したんだからショップに頼んで芯出しとかしてもらおうかな?
この赤丸の部分、テーパーの終わりから一部だけ削ってるのが気になるなぁ・・
12000RPM以上まわしたら折れるっての、ココが悪いんじゃないのか?
この先にはフライホイールなんて重たいもんがついてるんだしなぁ・・・
ここの段差とかメタルパテで埋めたらちょっとは一次圧縮あがるだろうか?
リードバルブ取り付け部のこの隙間もせっかくケースあけたんだからなんかしてみたいところ。
ここも削ればどうだろうなぁ?
とりあえずベアリングとガスケットとか調達してからだな。
お盆くらいまでになんとかしたいなぁ・・
2006-08-21
さて今度は組み立て。
白井シャチョーに買ってきてもらた国産のベアリング。一個400円くらいだったか。
やはりこういうのは国産に限る?
型番は6205。NSR50とかグランドアクシスと同じです。
ちなみに台湾製の純正は1000円近くするらしい。
交換するならぜったい日本製!
ちなみに、ダメになった台湾製ベアリングを手でまわしてみた動画。
シャリシャリいっちゃってます・・・
おまけにひっかかりまくりです。
日本製は
音もなく回ります。
とりあえずせっかく分解したんだから洗油で掃除
干す。まるで新品の輝き
ということで装着!
反対側も。
クランクケースシールを打ち込む。
なるべく奥に、圧縮よ上がれ、と念じつつ。
反対側も。
クランク軸を挿入して
ケースを合わせます。
あわせ面を砥石でかるーーく面だしして、洗浄してガスケットをあわせます。
クランクを引き抜くときのジグとしてふるいベアリングをつかい、ナットとあり合わせの材料で作ったインストーラを使って抜き取ります。
あわせて気が付いたのですが、なんかこのクランクケースガスケットのこの部分、なんか形がおかしいような・・・・
気になって確認したんだけど今うごいてるほうのエンジンもなんかこんな感じよなぁ・・・
ここだけガスケットが薄いってことになっちゃうと思うんだけど抜けないのか?
これって変?こんなもん??ナンカ気になるなぁ・・・・
とりあえずエンジンは完成(手が油でねとねとであんまり写真とれなんだ)
また根性がたまったら積み替えします・・・
(というかDioのエンジンも積み替えしないといけないんだな・・・)
さて、いつまでもほったらかしにできないので、積み替え実行!
とりあえず外装むいて
エンジン降ろす。とろとろやってたら2時間くらいかかっちゃった。
オイルタンクとか、そういうのをはずすのがマンドクセーんですよね・・汁の始末しないといかんし。
あとアース線とリアブレーキとオイルポンプのワイヤーをはずすのをいっつも忘れるし。
PMXってセンスタがエンジン側についてるから一人でエンジンはずすのマンドクセーんですよね。
だからって車体にジャッキをかけようとおもったらアンダーカウルとらないといけないし、とるにはフロント側もはずさないといけないし。
いっそアンダーカウルはずしといたろか?
どうせホイールはずすから、ついでにリアタイヤも替えます。
中古で買ったレースで1回つかったTT91 サイズは120-80/12 純正より10扁平率が高いからちょっとハイギア化?
ついでにWRを7.5グラムに。当然麻呂プーリー移植。
できた。なんやかんやで5時間くらいかかってしまった。
なんかアクセルワイヤーの取り回し変えたり、いらん作業をいっぱいしたので・・・
掃除機にマフラーの先突っ込んで静音エーヂング中(w
とりあえずシリンダーはノーマルに戻した。ビッグキャブとチャンバーは移植。
しばらく慣らししてからまた魔改造の続きをやります。
おまけ。こ、コレは?!
とりあえずここまで。続きはまたね。