鉄塔百景
祝!「鉄塔武蔵野線」再刊!!
ちょっと変わった鉄塔や鉄塔のある風景を地味に紹介するコーナーです。
2号線を龍野のほうに向かっていくと見えるこの鉄塔。
なんともいえない奇妙な形です。
普通鉄塔というものは、三角錐のトラス形状なんですが、こいつは片方の足が地面に鉛直線を描いています。というか、なんか反対側に反り返っているように見えて仕方ない。
なんでこんな形に建てたのか・・・・?田んぼの真ん中にたっているので場所がないわけでもないと思うのですが・・・・
鉄塔というのは電気を運ぶためにあるものです。
よって、当然、発電所または変電所から、どこか電気を使うところまでの路線があり、そこにははじめと終わりがあるわけです。
これは市川の変電所に建っている奴ですが、なるほど、普通の鉄塔には両側に送電線がぶら下がってるわけですが、最初および最終地点ではこうやって地面に送電線は降りていくわけで、ある意味あたりまえだったりする。
ところで、この鉄塔、写真ではわかりにくいんですが、まん前に携帯電話の電波塔があって、まるで鉄塔の腕に抱きかかえられるように立っているんです。
電波塔の頂上のアンテナ部分は、送電線に挟まれるように真ん中にあるんですが、これって双方に悪影響とか与えないんでしょうか?
こうまでして建てないといけないほど場所がなかったのか、どうしても場所的にお互い譲れなかったのか・・・?
Update!! 2004-07-14
なんとなく「太陽の塔」に似ていませんか?
これは変電所に送電線を降ろす鉄塔のようですね。
でも、単純に電線を鉄塔沿いにおろさずにわざわざ下に受ける腕木を作っているところに怪しさを感じます。
コンクリートの巨大なお立ち台の上にのった鉄塔。
おまけに下には道路、周りは住宅街
なにげに見過ごす街の風景ですが、実はかなり珍しい代物では??
まるで快速帆船のマストのような鉄塔。
真ん中あたりにある、用途不明の横に長い踏み台と、その上にある見張り台のようなステップ、その上にまるで帆のようにある架線腕。
狙ってやったんだとしたら見事なデザイン。
数ある美化鉄塔の中でも秀逸かと。
姫路火力線の港に近い部分は全部美化鉄塔ですが、その中でもこの鉄塔は美しいです。
美化鉄塔は大抵、モノポールなのですが、これは見事な四本足。
全体のデザインが、まるでエッフェル塔を思わせます。
かなしいかな、人通りがほとんどない所なんで誰も注目してくれませんが・・・
なんとなく、「宇宙戦艦ヤマト」に登場する、ヤマト以外の地球側艦隊の戦艦(たいていヤラレメカなんですが・・・)を思い出させる色合いとデザイン。
腕木の色と、その上にあるレーダー?のような格子状の板が、「アンドロメダ号」を彷彿させます。
なんかの工事中なのか、ブルーシートの腰巻をまとった鉄塔です。
なんとなく、「ハレのちグゥ」のグゥを思い出しました(笑
いや、腕をふって腰巻して踊るから・・・・
送電線を外されて1基だけでぽつんと山の上に取り残された鉄塔。
おそらく解体するコストが惜しまれたのでしょう。
仲間たちは解体されてしまったのでしょうか?
孤独な勇者のようにも墓標のようにも見えます。
結構高い山の頂上なのですが行って見たいような気がします。
鉄塔のてっぺんと真ん中へんに、風車のようなもの(黄色い目の模様がかいてある板)があって、風をうけてクルクルと回っています。
鳥よけのような気もしますが、上の風車から軸がのびて回転力をどこかに伝えています。
まさか発電したり風量の測定をしているわけでもないのでしょうが・・・・
アイボリーで塗装されているというのもすこし珍しいような気がしますし、はしごのつき方もちょっと変わっていますね。