改造/モットアイヤー

アーシング、ホットイナズマと続いたプラシボー系改造の続きである。

こんどは、波動系電装グッズ四天王の東の大関ホットワイヤーである。
さて、これもまた理屈がよくわからんパーツではある。
ようはケーブルにシールドをほどこしてアースに落してケーブルをコンデンサーとみたてて、それをディスチャージさせることで火花がうんぬん・・らしいんだが・・・
オイラ、こうみえても一応、電気科卒だったりするんだが、どうもオイラのもっている知識からみたら、このへん100%波動にみえて仕方が無い。
100譲って、CDIとパルサーの間にコンデンサーをはさむなら遅角とかそういう効果がでるのはわからんこともないんだが・・・・
でも世の中には効いたという声は多いんである。
オイラが思うに、それは単にハイテンが劣化していたのを新品にしたらそりゃ調子エエやろ、みたいなもんちゃうんか?べつに普通のシリコンコードでもエエんちゃうんか?なんだが・・・
ただ、もしかしたら、シールドをしてあるからプラグをレジスタータイプじゃないヤツにしても世間様に迷惑をかけないという効果くらいはあるんかい?
まぁいい、コード交換しようと思っていたから作ってみよう。
名づけてモットアイヤーである。

効果として

など、全国から喜びのお便り続出のはずなんである。

noro1.jpg

材料

noro2.jpg

とりあえず網線をプラグコードにかぶせる

noro3.jpg

アース線を網線に半田づけしてヒシチューブかぶせて

noro4.jpg

ヒシチューブをライターであぶって収縮させて、アース端子つけてよっしゃ完成!!・・・またヒマなときにつけよ。


さて、できあがったモットアイヤー。
巷でいうがごとく本当にコンデンサーとして働くのだろうか?
静電容量というのは、2つの電極の導体の面積と間の物質の誘電率に比例し、電極間の距離に反比例するはずである。
ちなみに今回、網線を部品取りした同軸ケーブル 5C-2Vの場合は、JIS規格かなにかで静電容量は決まっていて67pF/mである。
プラグケーブルに編み線をかぶせた場合も、ケーブルおよび中央導体の太さなどは同軸とほぼ同じだし、絶縁体の材質は たしかに違うが、すくなくとも0が3つも4つも違うということはないはず。
ということは、長さが50センチくらいで作った今回のケーブル、せいぜい30pfくらいじゃないんだろうか??
30pfといえば、ラジオなんかにはいっているセラミックコンデンサの中でも一番小さいタイプの最小容量だ。
ということで、静電容量計で測ってみよう!

test.jpg

・・・理論値どおり、33pfという計測結果が出た。
この程度の値で有意な変化があるとは・・・思えない。
すくなくとも手製の偽者だと効果がないとは思える。(新品に換える効果は別として)
売ってるやつの内部構造はどうなってるんだろう?
でも100倍効果があっても3300pf=3.3nf=0.003μfだもんなぁ〜


ということで取り付けてみました。

noro21.jpg

とりあえずフレームの間を通す。
ちなみにPMXのアンダーカバーは超外しにくい。

noro22.jpg

純正のプラグコードをコイルから外してチョットアイヤーを取り付けます。
切断してつなぐヤツを準備してたんですが、簡単に外れそうなんで、それなら直結したほうがいいかなーって・・
純正ちょん切っちゃうと後戻りきかないしね(w

noro23.jpg

漏電したりしたらイヤなんで、自己溶着テープでぐるぐる巻いておく。
この状態でいったんエンジンをかけてみる。
とりあえずフツーに始動する。
すくなくとも害はないようだ。

noro24.jpg

アース線をつないでできあがり。
効果は・・・雨ふってるから乗れないじゃん。 .....orz


ということで乗ってみた。
結果は・・・こっちに書いた
まぁ・・・ たまには 電装系をバラして掃除したり考え直すという行動は、バイク乗りとしてやってみるべきですね、効果はともかく・・・うんうん。


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Last-modified: 2022-08-24 (水) 09:37:47