改造/タコメーター捏造

キムコのTOPBOYを買うかPMXを買うかで最後まで迷ったポイントがタコメータの有無。
PMXにはタコメータがついてない!
結局、タコメータは後からでもつけられるけど、12インチ化やらはムリやろということでPMXにしたんだが、やはり欲しいタコメータ。
アフターパーツのタコメーターは思ってたより高いので、自作してみることに。
とりあえず適当な電気式の他車の純正を改造してみようかと・・・

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ヤフオクで1000円で仕入れた400ガンマのタコメータ。
スクエア4なので、クランク1回転で2回爆発。よってこのままでは使えません。(回転数が半分になる)
VガンマかV型TZRの奴ならボトルポンらしいんですが(NSRはダメ)・・・
TZR用はタマがなくて見つけられず。Vガンマ用は高い。
それ以外のめぼしい2ストの車種、とくに単気筒のやつって機械式がおおくて流用のしようがないし、4ストの奴はググって調べた範囲ではトランジスタ点火用の信号を前提にしてるのが多いのでCDIのスクーターには使えないパターンが多いとか。
とりあえずガンマ用であそんでみてダメだったら考えることにする。

最初、文字盤だけ変造してごまかそうと思ってたのですが、400ガンマのタコって3000回転からだし、針が動く範囲も狭い。
これは電気回路のほうを変造しないとダメと発覚。トホホホホ

tako2.jpg

おまけにケースってかしめてあるしぃ〜
仕方ないから暴力でこじ開ける。
改造終わったらどうやってケース閉めるかはそのとき考えることにする。

tako3.jpg

3本のケーブルが出ている。
回路を見たところオレンジが電源(12V)、白がアース、白青がIG信号かな?という気がする。
IG信号にはトランジスタ1石の増幅回路?が入っているので、1次側につなぐかハイテンに適当に電線まきつけてそっからパルスとれば動きそうな気がする。

tako4.jpg

メーターは結局はIG信号の周波数を積分して電圧に変換し電圧計を駆動してるような仕掛けのはず。
メーターのふれは、メーターとパラレルに入っている抵抗に流れる電流をオームの法則で電圧に変換したもので決まっている。
で、こーいうもんは校正できるようにトリマー抵抗が入ってるだろうから、それをいじればいいやって思ったらなんと固定抵抗がはいってる!! Σ(゚Д゚)ガーン
たいした自信じゃねーか!!>スズキ

tako5.jpg

仕方ないので抵抗引っこ抜いてかわりに適当なトリマーをつけてみる。


・2004-12-08

時間が取れたので続きをやる!

kairozu.jpg

とりあえずPMXの取説についてる配線図を眺めてどこに配線をかますか検討する。
電気式タコメータというものはどうも

batt.jpg

とりあえずバッテリーからタコメータの電源をとる。
ワニ口クリップをつけたコードを用意して安直にこんなとり方をしてみる。(実験やし・・)

highten.jpg

で、まずは上記1のパターンを試すべく、センサー線をハイテンションコードに巻きつけてみる。
・・・結果・・・・・
ピクリとも動きません!残念!!

metin.jpg

じゃあCDIから信号をもらうか。
ってCDIってどこについてるんだよ?外装を全部はがして探すのはさすがにしんどい。
まぁフロアステップの下かシートの下かどっちかのサイドカバーの下だろうけど・・・
ダメもとでナーベルフォースさんに電話して聞いてみる。
とても親切に教えてくださった。シート下だ。
さっそくメットインを外す。
ちなみにメットインだが、ボルト6本とネジ1個を外すだけでこのようにガポっと取れる。
取ったらキャブレターがいきなり見える。これは便利かもしんない。

cdi.jpg

CDIから信号を横取りする。
関係ありそうなのはジェネレーターからのセンサー入力(赤黒)かジェネレータの出力(青黄)、CDI出力(赤)くらいなんだが、どれかわからない。
わからないのに配線ぶったぎっていきなりフタマタにする男義はない。
こーいうときはワニグチクリップに裁縫の針をくわえさせてコネクターに突っ込むに限る。
で、各信号を順番にあたってみるが・・・
やっぱり動きません!残念!!

igc.jpg

うーん、じゃあイグニッションコイルかよ?
でも1次側はCDIの出力とまぁ一緒だから2次側?でもハイテンの電圧をメーターパネルまでいきなり引っ張るって考えにくいけどなぁ・・・・
それはそれとしてめくって試してみる。イグニッションコイルはフロアステップの下
思ったとおり動きません!残念!!

jumper.jpg

ちょっと考えを変えてみる。
タコメータにのっているICの型番などを手がかりにググっていくと、大きな手がかりを発見!
どうも、このタコメータは、車のAE86レビンと同じICをつかっていて、回路もほぼ同じようである。
で、どうもAE86にAE92のエンジンを載せると、同じようにタコメータが動かないという現象にハマるらしく、ICのイグニッションパルス入力ピンにつながっている抵抗の定数を変えるのが定番の改造らしい。
さっそくガンマのタコメータの回路をあたっていくと、なんかよくわからんがイグニッションパルスの入力ピンの前にトランジスタ2石とダイオードを使った回路(パルスの整形??)がついてる。
なんかコイツがジャマしてるような・・・
とりあえず86のパルスは12V-PPの信号らしいし、それは抵抗1発で動くところを見ると、スクータも同じでいいんじゃないか?きっとガンマは凝った点火系なんだろう!と勝手に納得してメータをさらに変造
余計な回路をパターンカットして、AE86と同じ回路に捏造する。

ugoita.jpg

で、テスト。信号入力は、とりあえずいちばんぁゃιぃCDIにはいるジェネレータのセンサーパルスにする。

・・・結果・・・・・
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ビンビン動いてます
とりあえず文字盤の数字はあてにならないが、これは周波数カウンターつかって実測してメータの回路のほかの定数をいじってみるしかないなぁ・・
(最初につけたトリマーはメータの感度はかわるがスケールには影響しなかった・・)
これも86の回路を参考に2箇所ほどあたりをつけたので、またやってみることにする。


さて、続きをやる。
白井しゃちょーとこでオシロと周波数カウンター動員してテスト!
周波数カウンターをつないで校正。しかししょっぱなで問題発生!
アイドリング(PMXの仕様書でいえば1700RPM、周波数カウンターでいえば300Hzくらい?)のあたりならうまい具合に動いてるんだが(しかしクランク軸1回転で1回爆発とすれば1700RPMで300Hzってのは計算にあわない・・・)文字盤読みで11000RPM気分回転数8000回転くらい?周波数カウンターでいえば2000Hzくらいのところで針が一回0にストーンとおちてしまう。
どうも、CDIの出力だと電圧高すぎで、ある回転数になるとフィードバックの制御もあるんで・・・ってことみたい。
(つーことはリミッターはいってるのか?PMXって)
とりあえず、これはセンサーコイルから信号とってみよう!ってことにしたんですが、センサーコイルからの電圧では足りないのか、いろいろパターンカットしたり抵抗かえたりしたが針のフレがいまいち
試みにAE86純正があったので、センサーコイルの出力につないでみると、だいたい気分回転数8000回転くらいのとこでメータ読み2500回転くらいをさすので、別につなぐところが間違っているわけでもない。ようは400ガンマメータの変造の程度がまだ足りないってことのようです。
ということで、さらにパターンカットとか改造をして試してみることにします。


levin.jpg

ガンマのタコをどういじってもしっくりこないので白井しゃちょーとこでもらってきた86レビンのタコメータの駆動回路だけガンマのタコメーターに移植してみることにする。
とりあえず年賀状印刷しながら半田付け。23日の祝日にでも試してみることにする。


とりあえずレビンのタコとニコイチしたメーターを試してみる。
一応、それなりにまっとうに動いている。もっとも一人でやったので車体を押さえながらフルスロットルできなかったし、周波数カウンターないんでメーターの校正もできずだが。
なんとなく全開にすると微妙にメーター振り切りそうな気がする・・・
(稼動状態の写真を撮るのを忘れた)

さて毎回シートを外してテストするのも面倒なんで、エエ加減に恒久的な配線を考えることにする。

tacho-haisen1.jpg

CDIの入力信号を平型端子とギボシで分岐し、信号取り出し口を作る。
あの、ペンチで線を挟んで2股に分岐させる赤い奴(氏名不詳)は、いっかい車で使って元の配線燃やした苦い経験があるので、こーいうときはいったん元の配線を切断して中継コネクタ作ることにしてます。
取り外しややり直しも楽だし・・・

tacho-haisen2.jpg

電源はキーシリンダーのへんから取れるのかな?ということで、フロントカウルをめくってみる。
どうもキーシリンダーから出ているオレンジの線が車でいうところのACCかな?って気がする。しかしキーシリンダーから出て速攻でカプラーにはいって、カプラーからすぐに集合ハーネスにいってるんで、分岐させる余地がない。こっからとるのはなぁ・・・
回路図をみると、ウインカーリレーかホーンスイッチあたりから取れそうなんで、明日にでもメーターカウル外してやってみよう
(今日はもう暗いし大掃除サボっていつまでもこんなことやってると家のモンが激怒だし。。。)

tacho-haisen3.jpg

この浮いてる黄色い線、なんだろ??
回路図みるとジェネレーターの出力が直接きてるみたいだけど・・・
補助ランプ用?
でもテスターであたっても電圧出てないけどなぁ・・・?


上に書いた黄色の線はジェネレータの出力がそのまま来ていました。
(前に測ったときテスターのレンジ間違ってたorz...)
なんでこんなとこに端子だけあるんだろう?ヘッドライトとも連動していないようですが・・

tacho-haisen4.jpg

とりあえずタコメータ用の電源をとります。ホーンの配線のオレンジの線からDC12Vがとれます。

tacho-haisen5.jpg

電源の線と、CDIからのセンサー線をメーターカウルの中を通して、左バックミラーの根元にもってきました。
回路丸出しのタコメーター(の中身)をとりあえずビニールテープで仮設しました。
さぁ!走行テスト!!しようと思ったら子供がまとわりついてきてどっかつれてけ!!とほざきだしたのでここまで。


せっかく作ったタコメーター。針の触れをテストしてるときに間違ってトリマーをショートさせてしまって、赤い火花がパチっと出てご臨終(泣)
ということで

rgvt1.jpg

こりずに再度ゲット。こんどはVガンマ250のメーターアッシー。ヤフオクで1980円。
250ガンマはクランク一回転にパルス一回らしいので今度は調整しなくて済むか?

rgvt2.jpg

とりあえずタコメーターだけ取り出す。
ハーネスを見た感じでは


時間ができたので、配線を引きなおしてとりつけてみる。
幸いにも、今回はケーブルアサインは400ガンマの例から外見でだいたい想像ついてたのでメーターそのものはばらさずにつなげてみる。
信号線はCDIの出力(赤色)から引っ張ってみる。

tacho-rgv2.jpg

つけてみました。とりあえずステーがないのでガムテープでやっつけ固定です。
波動エンヂン始動!うん、いい感じで動いてます。さっそくテスト走行です。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ちゃんと動いています!!針の追従性も結構いいです。
ということで、(いまんとこ)RGV250のタコメーターはPMXにボトルポンくさいです。
さぁステーとかどうしよう・・・?

ちなみに軽く走ってみた感想です。
タコメーターが正確だと仮定した場合、ノーマルのWRでは4000RPMくらいでクラッチミート。
そのまま6500RPMくらまで一瞬であがって20キロ〜65キロくらいまでその回転数で加速。
で、そのあと80キロくらいまで加速した時点で8000RPMくらい。
なんかそんな感じです。
なんか吹け切ってるって感じですねぇ〜
もう少し高回転側が回ればいいのかなぁ?


tacho-rgv3.jpg

とりあずステーを自作して左のバックミラーに共締めしてみました。
エアコン配管固定バンドがちょうどいいサイズだったので、スポンジをかませてメータを固定し、バンドをステーに取り付けました。
スポンジは適当なものが無かったのでとりあえずそのへんにあった台所用(笑
ちょっとカッコ悪いので、そのうち適当な材料でカウル?をつくって隠します。


とりあえずここまで、続きはまたね


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Last-modified: 2022-08-24 (水) 09:37:47