さて、勢いで昨日の続きです。
今日はベアリングとクランクを組み込むぞー!!
昨日、インマニのところの掃除を忘れておりました・・
紙にシンナーをしみこませて貼り付けてほっておいたら汚れもさっととれます。
とりあえず、ノックピンをはずしておきます。加熱するのに邪魔なんで・・・
クランクも洗浄しておきます。ガソリンで洗ってエアーで乾かしときます。
ベアリングは冷凍庫であらかじめ冷やしといた奴を氷でさらに冷やしておきます。
氷に塩をいれたらよく冷えますよ。(裸だと錆びますが)
電気コンロでクランクケースを加熱します。
水をたらしてすぐ蒸発するくらいになればちょうどいい塩梅です。
熱で膨張したクランクケースと冷却して縮んだベアリング。するっとはいります。
こんな感じで。
続いて駆動系側のケースも。
電気コンロであぶります。
でもでかいので熱が逃げてるような・・・
ということで工業用ドライヤーでさらにあぶります。
コチラ側はかなりしつこく、10分やそこらはあぶったほうがいいです。やりすぎくらいで。
こっちもすこっと入りました。
ベアリングがはいったので、ちょっと冷ましてからオイルシールを入れます。
あてものをしてプラハンでコンコンと均等に。
ケースとツライチになるくらいに平行にいれます。
入れすぎるとちょと悲しい目にあいます。
忘れないうちに、オイルポンプのギアが入るここに汎用グリスを塗っておきます。
奥のほうの穴があるとこです。
エンジンをすぐに回さないならベアリングにもオイルをさして置いたほうがいいかと思います。
さて、クランクシャフトを挿入です。
ストレートで3900円くらいで買った、このオ○ホールみたいな奴が活躍します。
まず駆動系側のケースに、クランクシャフトを差し込みます。
プーリーとかが付くほうです。向きを間違えると地獄です。
で、引っ張るための金具を付属のボルトでクランクシャフトに装着。
つぎにシャフトを金具にねじ込みます。
で、工具本体を差し込みます。
ツメがあるので、それにしたがって入れます。
最後に固定用ナットをとりあえず入るとこまで手でねじ込みます。
で、モンキーでナットを回るとこまで回してクランクシャフトを引っ張りこみます。
回らなくなったらオッケーです。
あんまりアホみたいにねじ込まなくても、「あ、たぶんこれで引っ張り完了」みたいな感触のとこでOK
さて、反対側いきます。
その前に、オイルポンプのウォームギアがあたるところにグリスぬっときましょう。
で、ノックピンを戻して、2ストオイルを塗っておいたクランクケースガスケットを装着します。
クランクシャフトを反対側ケースに通して、だいたいのとこまでケースを合わせておきます。
駆動系側と同じ要領でクランクシャフトに工具をつけます。
モンキーでまわして引っ張っていきます。
なんか立て向きに置いたほうがやりやすいので、向きを変えました。
ノックピンが入ってケースが軽く結合したら、いったんとめてケース結合用のボルトを軽くねじ込んでおきます。
ケース結合用のボルトをトルクレンチをつかってすこしづつ締め込みながら、クランクをひっぱり、シャフトが軽く回ることを確認、さらにボルトにトルクをかける・・・といった感じで規定トルクまでボルトを締め込み、最後にクランクシャフトを引っ張り込んでおきます。
ひっぱりすぎて回りが重くならないように気をつけます。
ということで腰下完成!!!
腰上やるときまでゴミが入らないようにビニール袋で密封?して保存しておきます!!
クランクにも油を差しておきましょう。
とりあえずここまで。続きはまたね。